7回目
ゴリラの人生で大きな影響を与えたくれたのは「妻のケイコ 仮名」だ。
ケイコがいなければゴリラは今存在していないだろう。
出会ったのはケイコが20歳(大学4年生)、ゴリラが23歳(社会人)時だった。ゴリラは仕事で先輩と同僚と3人で関西から関東に出張に来ていた時に、飲食店でアルバイトをしているケイコに一目惚れをした。ゴリラは社交的で人見知りをしないように周りは思っているが、本当は手足が震え緊張して言葉がうまく出てこないくらいの人間だ。
それから2人を説得して毎晩その店にいった。一目惚れをしたので顔を見ることができない。なので話す事ができない。でも仲良くなりたい。注文をする為にとにかく飲みまくって食べまくった。2ヶ月くらい通い続けた。その頃には店員さんと仲良くなっていたので少し話せる様になった。
ケイコは劇団をしていて、劇団の活動費と大学に通う為の費用を稼ぐ為に頑張っていた。
最初聞いた時「ホンマか?話出来すぎやろ?」っと思ったが本当だった。疑った自分が情けなくて申し訳ない気持ちになった。
仕事中先輩が「ケイコと連絡交換したん?」っていきなり聞いてきた。
ゴリラ「まだです。」
先輩・同僚「は?お前アホか?」
ゴリラ「。。。。。。。すいません」
その後の車の中ではひたすらダメ出しされた。その内容は覚えていない。
仕事終わりいつものように店に行きケイコを見るなり先輩が、
「コイツが、ケイコと連絡を交換したいんやけどかまわんかな?」
ケイコ「(笑顔で)はい!いいですよ!」
ゴリラ「内心(マジか!?)」
連絡を交換できた
続く