8回目
ケイコはゴリラの3つ下だ。ゴリラとは性格が正反対の位置にいるが趣味とかの共通点が多い。
ケンコは人が基本嫌いだ。ハードルが高く、ストライクゾーンが狭いので友達が少ない。だからか友達はみんないい人間だ。
人柄は、芯ががあり、努力家で、真面目だ。
そんなケイコと2人で会社を立ち上げた。ケイコがいなかったらここまで会社が大きくなることはなかった。能力はズバ抜けている。達成する為には努力を惜しまない。
私達は子宝に恵まれなかった。何度も流産をした。ケイコの心も体もボロボロで当時はどう接していいかわからなかった。でも、やっと授かった子供はまさに宝だ。
2人目を作る時もやっぱり苦労した。でも授かることができた。嬉しかった。本当に。
1人目が難産で帝王切開することになり、2人目も先生と十分に話し合った結果帝王切開することになった。出産(帝王切開)予定日の3日前に最後の検診をした翌日仕事中ケイコから連絡があった。
ケイコ 「赤ちゃん死んじゃった」
ゴリラ 「え?今から行くから。」
急いで病院に行ったら普段と何も変わらないケイコがいた。
ケイコ 「今から赤ちゃんを取り出す手術するの」
ゴリラ 「今から?大丈夫か?」
そこに先生も慌ててゴリラのとこに来て、
先生 「亡くなって時間が経っているので急いで赤ちゃんを取り出さないと母体によくないので」
ゴリラ 「はい。宜しくお願いします」
続く