12回目
税理士との打ち合わせが終わって病院に向かった。
病室には現状を理解していない妻がいた。その横には次男がいた。本当に可愛い。。。。
少し話してから病院の事務員に呼ばれた
事務員「ご遺体が腐ってしまうので保冷室に運ばれた方がいい」
ゴリラ「わかりました。後5分時間下さい」
妻にその事をいうと理解してくれた。
次に遺体を焼いてくれる(表現が合っているのか?)場所を探した。意外にすぐに見つかった。
その足で申し込みをする為に行った。
書類に文字を書けなかった。というより書きたくなかった。涙が止まらない。
職員の方は静かに部屋から出て行きゴリラを1人にしてくれた。
終わった頃には長男の保育園に行く時間。
保育園に迎えに行ったら長男がいつも通りだった。内心ホッとした。
そのままママに会いに病院に。病室で長男を見たケイコはいつも通りだった。
夕食まで病院にいて帰宅して姉に長男を預けて仕事に。
そういえば何も食べてない事と眠い事に気づいた。
早めに帰るために、1週間分の業務の指示を書いたメモを事務所の机の上に置いてその日は帰った。
帰って姉に報告。姉と姪っ子はどこか責任を感じてるようで自分を責めているようだ。
責任も何も関係ない事を伝えた。
姉と姪っ子には凄く感謝してる。ほんに。
でも今ゴリラに自分の不安とかいうのはどうなの?っと思ってしまった。
そう思ってしまったので、早めに帰ってもらう事にした。
というより、そんな余裕はその時のゴリラにはなかった
続く